保護猫と譲渡の流れについて

保護猫とは?

ひとえに保護猫といっても、実際は様々な理由で保護されてきた猫たちがいます。

保護猫といえば雑種のイメージをお持ちの方が多いと思いますが、スコティッシュフォールドや、マンチカンといった純血種もいます。

また、きちんと衛生的な環境で正しい食事と治療をおこなってあげることで、保護猫であったことが信じられないぐらい元気で健康的になります。

心に傷を負っている猫も多くいますが、もともとは人懐っこいからこそ傷ついた猫たちなので、保護下でしっかりと心のケアをしてあげると、甘えたでさみしがりなとっても可愛い猫たちに回復してくれます。

では、どのような保護猫がいるのかと申しますと、

・虐待猫

虐待猫とは、飼い主やお店などで飼育されていながら、ご飯や寝床の世話をしてもらえない放棄・遺棄された猫や、不衛生な環境で育てられて病気になってしまった猫、心無い人に暴力を受けて心と身体に傷を負ってしまった猫たちです(多頭崩壊含む)

虐待猫は、もともと人に飼われていたこともあり、人懐っこい子も多く、だからこそ余計に傷ついてしまっている猫たちも多くいます。

Before⇔After 

・捨て猫

捨て猫は、もともと人に飼われていたため、人に対する警戒心が低い猫が多く、だからこそ虐待する人に狙われて虐待猫となってしまうことも多くあります。

また、自分でご飯を手に入れる方法を知らないため、餓死してしまったり、道路に飛び出て死んでしまう猫もたくさんいます。

・繁殖猫

一般的には認知度が低い繁殖猫ですが、実際は大きな社会問題を抱えています。

問題視されている繁殖猫とは、人工的に操作され悪質な環境によって過度に子猫を妊娠させられ続けて体がボロボロになってしまった猫のことです。

仮に人間で考えていただければわかりやすいかと思いますが、妊娠・出産とは体にとても大きな負担がかかり、年に何度も妊娠していたら、体は当然弱りきってしまいます。

そして、妊娠ができなくなってしまった時に何らかの方法で処分されてしまうのが現実です。

保護〜譲渡までの流れ

Step1.引き取り

虐待猫も捨て猫も繁殖猫も基本的には、保護猫を引き取る専門の団体から連絡があり、保護します。

一般の方からの保護依頼は受けつけておりません。

Step2.保護・ケア

引き取った猫はまずはケージで保護し、病院でメディカルチェックを行い、メンタルケア、ボディケアをして肉体的にも精神的にも安定している猫を保護猫カフェのスタッフとしてカフェに在籍してもらいます。

Step3.譲渡

お店にお越しいただいたお客様で譲渡をご希望いただいた方に、まずは飼育予定の環境をお聞きします。

猫によっては、譲渡希望の方の環境では難しい場合などがあるため、人と猫が元気で幸せに暮らしていただけるために、失礼ながらしっかりと聞き取りを行わせていただきます。

その後、保護猫を飼育していただくための知識や注意事項、譲渡費用等お伝えします。

Step4.アフターフォロー

譲渡が終わった後も、里親様からご相談があればいつでもお聞きしています。

また、ちゃんと猫たちが元気に過ごせているか、定期的に里親様にこちらからもご連絡させていただくこともあります。